鏡を見たとき髪のパサつきが気になっている方も多いのではないでしょうか。髪がパサつく理由はさまざまです。原因を突き止め、正しい対策方法をとることが大切です。この記事では、美人髪の大敵であるパサつきの原因と、その改善方法について詳しく解説します。
髪がパサつく主な原因
原因1:乾燥(うるおい不足)
髪が乾燥すると、うるおいが不足してパサつきやすくなります。紫外線の影響や、エアコンの効いた室内で過ごす時間が長いと、髪は乾燥しやすくなります。
- 夏場の紫外線の影響
- 冬場のエアコンの効いた室内で過ごす時間が長い
原因2:ダメージ
髪のダメージとは、キューティクルが剥がれて、初期➡パサつき、中期➡絡まる、終期➡切れ毛が生じます。
- カラーリングやパーマ
- 熱によるスタイリング(ヘアアイロンやドライヤー)
- 自然乾燥
原因3:栄養不足
髪の健康にはビタミンやミネラルが必要です。バランスの取れた食事を摂らないと、髪の成長や修復に必要な栄養素が不足し、パサつきやすくなります。
過剰なダイエットや忙しさなどで、毎日の食事をおろそかにしてしまうのも、髪に必要な栄養素の不足につながります。
- ビタミンやミネラル不足
- バランスの取れた食事を摂らない
- 髪の成長や修復に必要な栄養素が不足
- 過剰なダイエット
- 忙しさなどで、毎日の食事をおろそか
原因4:頭皮環境の乱れ
紫外線や汚染物質も髪にダメージを与え、パサつきの原因となります。ホルモンバランスの崩れやストレスによる血行不良など、何らかの要因で頭皮環境が乱れ健康な髪の毛が育たなくなってしまい、パサついた質感になる事もあります。
- 紫外線や汚染物質
- ホルモンバランスの崩れ
- ストレスによる血行不良
髪のパサつきを改善する対策を徹底解説
対策1:髪の乾燥対策「保湿ケア」
保湿効果の高いシャンプーやコンディショナーを使用しましょう。特に、シャンプーは「髪の毛に優しい“アミノ酸系”」を使用すると、過剰に頭皮の油脂を洗い流さないので、乾燥を防ぐことができます。
対策2:毎日のスタイリングからの髪ダメージ対策
ヘアアイロンやドライヤーの使用時は、熱によるダメージを減らす工夫をしましょう。必要な場合は、低温設定を使ったり、ヒートプロテクトスプレーを使用したりすることが有効です。キューティクルはドライヤーやヘアーアイロンなどの熱でも傷んで剥がれたりもします。シャンプー後に、使用するドライヤーは、髪に近づけすぎ(できれが5㎝以上離して)、正しい角度でなかったり(髪に対して45度がが理想)、必要以上に長時間使用(15分が目安)することで、髪がパサついた質感になることがあります。そうならないように、ドライヤーやアイロンは正しく使用することが大切です。
対策3:体に髪に良い栄養補給対策
食事を抜いたり、無理なダイエットは、体にお肌に、そして髪の毛にもよくありません。バランスの取れた食事を心がけ、髪に必要なビタミンやミネラルを摂取しましょう。特に、ビタミンEやオメガ3脂肪酸を多く含む食品が効果的です。
対策4:外部環境からの保護対策
外出時には帽子をかぶったり、紫外線防止スプレーを使用したりして、髪を紫外線から守りましょう。特に、夏は紫外線の影響で、髪の保湿力が弱まり乾燥が進んでしまうことがあるので要注意です。
対策5:自然乾燥によるダメージからの対策
濡れた髪をそのままでの自然乾燥は、キューティクルが開いた状態で、この状態の髪はダメージを受けやすく、髪内部の水分量が著しく低下(10~11%が理想)して、パサついた質感になってしまいます。また、濡れたまま放置すると、雑菌も繁殖しやすくなり頭皮環境にも良くない(臭いの原因)ため、ドライヤーで、出来る限り早めに乾かすようにしましょう。
- 髪の毛の水分量は、10~11%が理想と言われています。
- 臭いの原因‐濡れたまま放置による雑菌の繁殖。
このように、髪のパサつきにはさまざまな原因がありますが、どんな事に、特に気を付ければよいか、詳しく解説していきます。
毎日、特に気をつける事
気を付けて1:シャンプー時の摩擦
- 髪を濡らすとキューティクルが開く
- シャワーの温度は高すぎない(38度くらいを推奨)
- ゴシゴシ洗うのは厳禁
- シャンプーの前の予洗(約1分ほど)で、汚れの60%は落ちます
- シャンプーは直接つけないで、手のひらで十分に泡立てる
- 髪を洗うというよりも、頭皮をマッサージするイメージを
髪を濡らすとキューティクルが開き、ダメージを受けやすくなります。また温度が高すぎたり(38度くらいを推奨)、汚れを取りたいからとゴシゴシこすって洗うのはNGです。まず頭皮と髪をしっかり濡らし(シャワーで約1分ほど)シャンプーを十分に泡立て、たっぷりの泡で頭皮を優しく揉み込んでマッサージするように洗うのがコツです。こうすることで髪の毛同士の摩擦を減らし、キューティクルへのダメージを抑えます。
気を付けて2:熱によるダメージを最小限度に。
- 濡れた髪をまずタオルドライ(ごしごし強くはNG)
- 熱から守ってくれるアウトバストリートメントを使用
- 髪の根元からしっかり乾かす
- ドライヤーを近づけすぎ厳禁
- ドライヤーは上から下に向けて乾かすが基本
- なるべく短時間で素早く乾かすが理想
- 最後に冷風を使うと効果的(髪の表面が引き締りツヤ感が望めます)
どうしても、シャンプーをしますと、髪が濡れてしまいます。髪を乾かすためには、ドライヤーが必要です。その為にも、正しいドライヤーの使い方を身につけましょう。
- コーミングをして、余分な水分を除去する
- 髪の毛が長い場合は、タオルで優しく優しく押える
- アウトバス系トリートメントで、ドライヤーやアイロンから髪の毛を保護する
①コーミングをして、余分な水分を除去する(髪が絡まないように優しく、引っ掛っかたら、一度止めてほぐしてから再度コーミング)
②アウトバス系トリートメント(乾燥が気になる方は、ヘアーミルクがおすすめ)を、適量(この時、自分の思う量よりも少なめに)中間~毛先になじませて、少ないようならば付け足して髪によくなじませてください。