経営は勝負
この記事を読んでいる方のなかには、自分で将来的に起業して経営したいと思う人も、いっぱいいると思います。
結論:経営は勝負!
例えば、あなたがカフェのオーナーとします。あなたのお店の近くにBのカフェができました。
これは、まさに、“勝負”ですよね!
そんな時、慌てて1番やってはいけない事、分かりますか?
・・・?
それは、“経営という勝負”をしない事。
「絶対に経営で勝負をしてはいけません!」
?
ちょっと、解りにくいですよね。
下の質問について考えてみてください。
質問:あなたはGoogleと言えば、何の企業と思いますか?
・・・・・・?
検索会社?テクノロジー会社?
違います。
Googleは、なんと⁈「広告会社」でした。
Googleの収益は、9割以上を広告費で成り立っています。
だから、YouTube動画の再生回数、登録者数に見合った「広告報酬」が
発生しています。(ユーチューバーが有名)
Googleは、競合を作らないために広告会社とは言わずに、テレビ支援などと少しずらした企業として経営しています。
伸びる企業というのは、この様に少しずらした「自分のポジショニング」を確保しています。
これが「経営で勝負をしない」と、言う事です。
次からは、「経営で勝負をしない」やり方を、詳しく解説していきます。
起業したい人は、先ずは2つを実践
・ポジショニング(市場)
・ターゲティング(誰に)
ポジショニング(市場で)
あなたは、自分で店舗経営するなら、カフェを経営したいですか?それとも、美容院?それともショップですか?
そんな時、「どこで戦うのか?」考えますよね。
どこで戦うのかと聞くと、大半の方が想像するはずです。・・・場所と。
ですが、本当に戦うというのは、
「どの部分の市場で戦うのか」です!
私が起業・独立した10年前は(私は美容院ですが)場所ありきの考えでした。
だから、「人口の多い駅前がいい」と、皆さんと同じことを考えました。
ですが、今は違います。
例えば、あなたがカフェを出店します。
どういう風に価格づけをしようか、どんな風にマーケティングをやろうか、
どんなメニューを作ろうかと考えますよね。
WahtとHowみたいなこと、ず~と考えるわけですよね。
なかなか納得のいく答えが出なくて、なんとなく周りを調べて「これぐらいかな」と。
でも、色々試した経験で一番重要なのは「どこWearの部分(どこで戦うのかという意味)」と実感しました。
例えば、家の近所でパン、普通の菓子パン1個は、いくら位で買えますか?
多分、100円くらいで買えますよね。
それでは、周りを見渡しても何もない無人島で(砂漠の真ん中で、喉がカラカラなら、水1本)、お腹ペコペコなら、いくらで買いますか?
もしかしたら“1億円”でも、お金のある人なら買うかもしれません。
結局のところ、新しいメニューを開発、素晴らしいサービス、便利な商品を作ろうとかを考える前に、
どこで戦うのか?(どの市場)という、自社のポジショニングをしっかりと取る事こそ「一番重要」です。
市場調査
ポジショニングについては理解できましたよね。
そして、市場調査をして競合のいない所を狙う戦略を考えてみましょう。
*市場調査に関しては、次回でお話しできれば幸いです。
ターゲティング(何に)について
ターゲットとは、年齢や性別ではありません。
経営で戦うのではなく、“市場での何に”戦うかです。
カフェに来る人の目的を例にして:カフェを利用する人は、普通、
A)コーヒーを飲みに行く
B)ランチに行く
基本、AもBもいます。
ここの市場で、戦っちゃいけません。これこそ、誰しもがやってしまう商売(苦しい戦い)です。
では、皆さんも知っているスタバについて考えていきましょう。
なぜスタバが流行っているのか?
それは、スタバには、コーヒーやドリンクを飲む目的だけに行く人は少ないんです。
スタバを利用する人の多くは、仕事に使うことが分かっています。
Wi-Fiがあり、居心地のいいBGMが流れていて、決して長居をしても注意されません。(最近は利用制限あり90分くらいだったかな?)
スタバが流行っているのは、この「ゆっくり仕事に使える」という市場のターゲットに、力を入れているからと感じました。(BGMも耳障りにならない音量ですよね。)
なんとなく「ポジショニングとターゲティング」が理解できましたら、
何で戦うかは、市場を区切ってみてください。
「あなたがまだ戦える場所」が、必ずありますので。
同じく、「あなたが美容室を考えているのなら」について考えてみましょう。
皆さんも知っている10分カットの店を例題にしましょう。10分カットの店は、美容室の多くの「メニューが多い」「料金が高い」で戦わずに、「メニューを少なく」「料金が安い」で戦っています。
さらに、時間のない人への「少しの時間(10分間)でカット」という、チョットの時間でできるのも魅力です。(駅の構内にあるのも、次の時間までの間に利用できるから)だからこそ、
全国にある美容室25万軒の中で、競合のない市場だからこそ、急激に店舗拡大できたのです。
こうやって、自分のサービス・商品を「ポジショニングとターゲット」を、しっかりと調査すれば、
よく言う、「レッドオーシャンじゃ稼げない」ではなく、「需要の多い、レッドオーシャンだから稼げる」結論にならないと思います。
ポジショニングを取り、ターゲティングを明確にすることで、苦しい経営はしなくていいという、結論になるはずです。
市場調査をしても、まだまだ競合相手もあります。店舗経営なら場所選び(店舗)の前に、
いろいろな地域を調査してみて下さい。この時、「○○市 ○○(業種)」で調べたり、
「○○(業種)客単価」など、調べていくと見えてくるものが出てきます。
失敗のない「起業・独立」を、願うばかりです。